孟子 / 盡心章句下
孟子曰、古之為關也、將以禦暴。今之為關也、將以為暴。
新字:孟子曰、古之為関也、将以禦暴。今之為関也、将以為暴。
書き下し
孟子曰く、「古の關を為るや、將に以て暴を禦がんとす。今の關を為るや、將に以て暴を為さんとす。」
現代語訳
孟子は言った。 「昔、国境に関所を設けたのは、暴乱を防ぐためであったが、今の関所は出入りの人や物に税金をかけて民に暴虐を行う為のものである。」
解説
制度やルールというものは、本来は人々の安全や生活を守るためにつくられたはずです。しかし、時間が経つにつれてその目的が忘れられ、管理者側の利益を追求したり、人々を縛り付けるためだけの手段に変わってしまうことがよくあります。組織のルールや社会の仕組みが形骸化し、かえって人々を苦しめていないか、本来の目的に立ち返って見直す視点を持つことが大切です。手段が目的化してしまう罠には常に気をつけなければなりません。
この章句が説くこと
手段の目的化ルールの見直し本質を見失わない制度の形骸化
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