孟子 / 告子章句上
告子曰、生之謂性。孟子曰、生之謂性也、猶白之謂白與。曰、然。白羽之白也、猶白雪之白、白雪之白、猶白玉之白與。曰、然。然則犬之性、猶牛之性、牛之性、猶人之性與。
新字:告子曰、生之謂性。孟子曰、生之謂性也、猶白之謂白与。曰、然。白羽之白也、猶白雪之白、白雪之白、猶白玉之白与。曰、然。然則犬之性、猶牛之性、牛之性、猶人之性与。
書き下し
告子曰く、「生を之れ性と謂う。」孟子曰く、「生を之れ性と謂うは、猶ほ白を之れ白と謂うがごときか。」曰く、「然り。」「白羽の白なるや、猶ほ白雪の白なるがごとく、白雪の白は、猶ほ白玉の白のごときか。」曰く、「然り。」「然らば則ち犬の性は、猶ほ牛の性のごとく、牛の性は、猶ほ人の性のごときか。」
現代語訳
告子は言った。 「生きる為に持っているものが性と謂うものだ。」 孟子は言った。 「生きる為に持っているものが性と謂うのは、色が白ければ皆白と謂うのと同じことか。」 「そうだ。」 「それでは、生きる為に持っているものが性であるなら、犬の性は牛の性と同じであり、牛の性は人間の性と同じであるということなのか。」
解説
食欲や睡眠欲など、生きるための本能的な欲求は人間にとって確かに重要ですが、それだけが人間の本質ではありません。ビジネスや日常生活において、単に生き残るためや利益を追求するだけでなく、他者への思いやりや倫理観を持つことが人間らしさの証明となります。利益だけを追い求める競争社会の中にあっても、人として何が正しいのか、どう生きるべきかという価値観を大切にすることで、より豊かで意味のある人生を築くことができます。本能に流されない生き方を意識しましょう。
この章句が説くこと
人間らしさ倫理観本能価値観
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