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荀子 / 大略篇

學問不厭,好士不倦,是天府也。

書き下し

学問して厭(いと)はず、士を好みて倦(う)まざる、是(こ)れ天府(てんぷ)なり。

現代語訳

学び問うことに飽きることがなく、すぐれた人物を求めることに倦むことがない。これこそが、尽きることのない天の宝蔵である。

解説

天府とは天の宝蔵、いくら汲んでも尽きない蓄えのことです。荀子はさきに、六経の広大な学びこそが天府だと述べていましたが、ここではもう一歩進めて、学び続ける心とすぐれた人を求め続ける心、その姿勢そのものが天府だと言い切ります。宝は外にあるのではなく、飽きずに学び、倦まずに人を求めるという態度のなかにある、というのです。この二つが並んでいるのが大事なところで、書物から学ぶことと、人から学ぶことは車の両輪です。どちらか一方に偏れば、知識は独りよがりになるか、受け売りになるかのどちらかに傾きます。仕事でも、本や資料を読み込む時間と、自分より優れた人に会いに行く時間の両方を確保している人は、いつまでも伸び続けます。尽きない資産を持ちたければ、この二つの姿勢を絶やさないことです。

この一句を、あなたの毎日に。

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