貞観政要 / 礼楽
詔從其議。此並魏徵之詞也。
新字:詔従其議。此並魏徴之詞也。
書き下し
詔して其の議に従う。此れ並びに魏徴の詞なり。
現代語訳
詔して、その議に従った。これはすべて魏徴の言葉である。
解説
この長い改革案は、すべて魏徴が書いたものだったと結びに記されています。魏徴といえば、太宗に対して真正面から意見を言う人として知られていますが、ここでは反対意見を述べるだけでなく、細かい月数の決め方まで自ら考え出しています。ただ「それはおかしい」と言うだけの人と、「ではこうすればよい」という代わりの案まで出せる人とでは、周りへの影響が大きく違います。家庭でも近所付き合いでも、不満を口にするだけの人は多くいますが、代わりの案まで用意して差し出せる人は多くありません。異を唱える勇気と、代わりの答えを用意する力と、その両方がそろって初めて、物事は本当に良い方向へ動くのだという教えです。
この章句が説くこと
詔従其議此並魏徴之詞也批判から設計へ案を出す