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貞観政要 / 杜讒邪

魏徵為秘書監,有告徵謀反者。太宗曰:「魏徵,昔吾之讎,只以忠於所事,吾遂拔而用之,何乃妄生讒構?」竟不問徵,遽斬所告者。

新字:魏徴為秘書監,有告徴謀反者。太宗曰:「魏徴,昔吾之讎,只以忠於所事,吾遂抜而用之,何乃妄生讒構?」竟不問徴,遽斬所告者。

書き下し

魏徴、秘書監と為る。徴を謀反すと告ぐる者有り。太宗曰く、「魏徴は、昔、吾が讎なり。只だ事うる所に忠なるを以て、吾は遂に抜きて之を用う。何ぞ乃ち妄りに讒構を生ぜんや」と。竟に徴を問わず。遽かに告ぐる所の者を斬る。

現代語訳

魏徴が秘書監となった時、魏徴が謀反を企てていると告げる者があった。太宗は言った。「魏徴は、昔は私の仇だった。ただ仕えた相手に忠実だったから、私は抜擢して用いたのだ。どうしてみだりに讒言を生じさせようか」。ついに魏徴を問い質さず、告げた者をただちに斬った。

解説

「疑わしいから、一応確認する」。それすらしませんでした。確認すること自体が、疑いを認めることになるからです。しかも魏徴は、かつての敵でした。最も疑われやすい立場です。そういう人こそ、はっきり守らなければ、誰も安心して働けません。

この一句を、あなたの毎日に。

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