貞観政要 / 規諫太子
承乾覽書愈怒,謂玄素曰:「庶子患風狂耶?」
新字:承乾覧書愈怒,謂玄素曰:「庶子患風狂耶?」
書き下し
承乾は書を覧て愈々怒り、玄素に謂いて曰く、「庶子は風狂を患うるか」と。
現代語訳
承乾は書を読んでますます怒り、張玄素に言った。「庶子は気が狂ったのか」。
解説
諫言に対する、承乾の返答です。「気が狂ったのか」。内容には答えず、人格を否定する。反論できない時、人はこうします。議論の中身から、相手の資質へと話をすり替える。この一言が出た時点で、対話は終わっています。そして、それでも張玄素は諫め続けました。