貞観政要 / 君道
貞觀十一年,特進魏徵上疏曰:
新字:貞観十一年,特進魏徴上疏曰:
書き下し
貞観十一年、特進魏徴上疏して曰く、
現代語訳
貞観十一年、特進の魏徴が上奏文を奉って言った。
解説
ここから、魏徴の有名な上奏文が始まります。「特進」は最高位の名誉職です。彼はもはや直接の実務担当ではありませんが、それでも書面で諫言を続けました。地位を退いても、言うべきことを言う。この姿勢が、貞観の治を支えました。上奏文という形式は、口頭より慎重で、記録に残ります。それだけ覚悟が要るのです。次の段から、その中身が展開されます。