伝習録 / 黄省曾録
「『所惡於上」是良知,『毋以使下」即是致知。」
新字:「『所悪於上」是良知,『毋以使下」即是致知。」
書き下し
「『上に悪む所』は是れ良知なり。『以て下を使う毋かれ』は即ち是れ知を致すなり」と。
現代語訳
「『上の者に憎むところ』が良知だ。『それで下の者を使うな』が、知を致すことだ」。
解説
上の者にされて嫌だったことを、覚えている。それが良知です。それを下の者にしない。それが致知。感じることと、行うこと。その間にある一歩を踏み越えられるかどうかが、修養なのです。
この章句が説くこと
所悪於上是良知毋以使下即是致知