伝習録 / 陸澄録
問仙家元氣、元神、元精。先生曰:「只是一件:流行為氣,凝聚為精,妙用為神。」
新字:問仙家元気、元神、元精。先生曰:「只是一件:流行為気,凝聚為精,妙用為神。」
書き下し
仙家の元気・元神・元精を問う。先生曰く、「只だ是れ一件なり。流行すれば気と為り、凝聚すれば精と為り、妙用すれば神と為る」と。
現代語訳
道家の元気・元神・元精について尋ねた。先生は言った。「ただ一つのものだ。流れれば気となり、凝り固まれば精となり、妙なる働きをすれば神となる」。
解説
三つの言葉があると、三つのものがあるように思えます。しかし「ただ一つのもの」。状態が違うだけです。用語の数だけ実体があると思い込むと、無用な区別に迷い込みます。言葉に、実体を与えすぎないことです。
この章句が説くこと
只是一件流行為気凝聚為精妙用為神