伝習録 / 陸澄録
「《易》之辭,是『初九,潛龍勿用』六字;《易》之象,是初畫;《易》之變,是值其畫;《易》之占,是用其辭。」
新字:「《易》之辞,是『初九,潜竜勿用』六字;《易》之象,是初画;《易》之変,是值其画;《易》之占,是用其辞。」
書き下し
「『易』の辞は、是れ『初九、潜竜用うる勿かれ』の六字なり。『易』の象は、是れ初画なり。『易』の変は、是れ其の画に値(あ)うなり。『易』の占は、是れ其の辞を用うるなり」。
現代語訳
「『易』の辞とは、『初九、潜龍は用いるな』という六字である。『易』の象とは、初めの画である。『易』の変とは、その画に当たることである。『易』の占とは、その辞を用いることである」。
解説
易の四つの要素を簡潔に整理した一節です。複雑に見える物事も、その構成要素に分解して捉えることで、本質が見えてきます。例えば、仕事で直面する大きな課題も、言葉、形、変化、そしてそれらをどう活用するか、といった要素に分解して考えることで、解決への糸口が見つかることがあります。難解に思える状況でも、その構造をシンプルに捉え直すことで、より明確な理解と対処が可能になるでしょう。
この章句が説くこと
易之辞是初九潜竜勿用六字易之象是初画